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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

第1日レース結果

たった今、第1レースが終了したところです。

1) Oracle - Spithill

2) Team Energy

3) Emirates New Zealand

4) Team Korea

5) Oracle - Bundock

6) Luna Rossa - Piranha

7) Luna Rossa - Swordfish

オラクルがぶっちぎりの勝利でした。

今日のコンディションは荒波の中のスタートになりました。

レース観戦には劇的なシーンを何度も見ることができる内容です。

クルーにとってはとても大変なレースであった事が分かります。

スェーデンのArtemisが良い展開をしていましたが、8周目のボアを回るところで、転倒し、ゴールに至ることができませんでした。

プラダ、オラクルからは2艇が出ています。

カタマラン艇になったレースは、明らかにスピード感があるレースになっています。

明らかに、私たちが見慣れた「アメリカズカップ」とは違うスタイルのレースになりました。

それぞれの船上にはわずか5人のクルーのみ。

(以前は18人ぐらい船上にいましたし、予備のセールなども船内にありましたが、カタマラン艇ではありません)

5人で大きな船を操縦する姿は、本当に見応えがあります。

スェーデンのArtemisが転倒したシーンを見たときには、いかに命がけのレースであるかが伝わってきます。

残念ながら、ルナ・ロッサの2艇は情報によるとチームが結成されてから間もないらしく、クルーは世界各地からの優秀クルーで構成されているものの、今日の第一レースではぎこちなさが見受けられ、リスクを避けた手堅い航海であったと言われています。

あと10分後ぐらいに、第2レースがスタートする予定です。

Team CHINAは、第1レースで船上にトラブルがあり、第2レースには参加しません。

Artemisも第1レースでの転倒により、セールが破れるというトラブルがありましたので、第2レースは不参加です。

第2レースは、Team China, Artemis , Oracle Bundockの3艇が不参加の中スタートしました。

結果は以下の通りです。

1)Emirates New Zealand

2) Team Korea

3) Oracle - Spithill

4) Team Energy

5) Luna Rossa - Swordfish

6) Luna Rossa - Piranha

第2レース開始前に、エミレーツニュージーランドの船上でちょっとしたメンテナンスが行われた事が原因で、当初9周に予定されていたのが、7周のレースにスタート時に変更されました。

第2レースでは、ニュージーランドのDean Bakerが意地を見せてくれたレースになりました。

荒波の中を、大波に打たれても、打たれても前に進んでいくクルーの姿がとても印象的でした。

カタマラン艇は、止まりやすい船であることから、操縦の難しさ、チームワークの重要性を感じました。そして、一瞬にして転倒してしまうことも、自然が相手だからこそですね。