2017アメリカズカップ開催地はバミューダ諸島
2017年に予定されているアメリカズカップ本戦の開催地がバミューダ諸島に決定しました。
この決定は、既に11月末から情報が出回っていましたが、昨日12月2日にニューヨークで公式記者会見が行われ、バミューダ諸島が開催地になる事が正式に発表されました。
参加チームは、以下の通り。
<ディフェンダー>
Olacre team U.S.A.
<チャレンジャー>
Artemis racing (Sweden)
BAR-Ben Ainsle Racing (United Kingdom)
Emirates Team New Zealand (New Zealand)
Luna rossa Challenge (Italy)
Team France (France)
2017年本戦までのスケジュールは以下の通り。
<ACワールドシリーズ>
2015年
7月5日から7日:開催地未定
7月23日から26日:ポーツマス(イギリス)
8月28日から30日:ヨーテボリ(スウェーデン)
10月16日から18日:ハミルトン(バミューダ諸島)
2016年には、4から6レガッタが予定されており、そのうち2016年7月のポーツマス大会は既に確定されており、その他にアメリカのシカゴでも開催が考えられており、時期は未定とのこと。
また、2013年に開催されたRed Bull Youth America’s cup(若い世代のアメリカズカップ)も開催が確定されました。
12月2日の発表前に、既にバミューダ諸島の決定情報が出回っていた事は、昨日の公式記者会見を聞いても新鮮さを感じませんでした。
今回の決定までに、最終候補であったアメリカのサンディエゴは1992年、1995年にアメリカズカップを開催しており、当時はイタリアチームIl moro di Veneziaが活躍したイタリアのヨットファンにもなじみのある場所。アメリカズカップが、オラクルの母国アメリカにある事からも、一般的にはアメリカで開催されるのが当然だろうという見解があるのは当然です。
バミューダ諸島に決定した由来には、バミューダの税制優遇が決め手になったという見方があります。
実際に、昨日の開催地決定の発表後、ソーシャルネットワークでも世界のアメリカズカップファンからの不満のコメントが多い印象があります。
「なぜアメリカにカップがあるのにアメリカで行わないのか」
「バミューダなんて誰でも行ける場所じゃなくてガッカリ」
「がっかりさせられる決定」
「2007年のバレンシア大会は、アメリカズカップが多くの人に近づいた大会。あの大会があったことで、多くの人がアメリカズカップの素晴らしさ、アメリカズカップの魅力に触れることができたのに、その後のルールの改定、ヨットの改造、今回のバミューダ決定で、アメリカズカップが一般市民から少しずつ遠ざかっているように感じる」
地球の反対側で行われる事になったアメリカズカップは、今後テレビでしか見れないスポーツになってしまう事は残念です。
そんな風に感じています。
それではまた!