2017年アメリカズカップのヨットクラスを変更?
3月27日の投稿でお伝えしたように、第35回アメリカズカップの主催者となるアメリカ、オラクルが2017年のバミューダ大会に向けて、ヨットクラスの変更を公表しました。
どのような変更かというと、2014年に参加全チームにより一致したAC62クラスのヨットから、「節約の目的で」アメリカズカップワールドシリーズで使われるAC45クラスにしようという提案です。
その名も、AC45S。
Sは、SavingのSだそうで。。(スーパーマーケットの商品名のようですね!)
2000年からアメリカズカップへ参加してきたエミレーツとルナロッサは突然のヨット変更に伴うルール変更に断固反対の姿勢を公表しているとのこと。
アメリカズカップのしきたりで、前回の勝者が次回のレース規定を決める絶対的な権限を持っており、
そんな背景からアメリカ側から提案された今回のヨットクラス変更です。
しかし、2年前からヨットのデザインチームも動きだし、AC62開発への投資もどれだけ行われたことか、それを考えると何とも唐突な変更です。
イタリアのメディアでは、これはアメリカ側から、エミレーツやルナロッサに対する明らかな嫌がらせで、2013年大会ではオラクルが逆転優勝したものの、当初はエミレーツに危うくアメリカズカップを持って行かれそうになった背景があるからとも言われていました。
今大会も、スポーツ競技を超えた、メロドラマのようなストーリーでアメリカズカップが幕開けしそうです。
それではまた!