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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

2017年アメリカズカップヨットクラス変更

先日の投稿でお伝えしたように、第35回アメリカズカップ、2017年大会で使用されるヨットクラスがAC62からAC45Sに変更されることが提示され、アメリカ時間で昨日、変更に対する参加チームによる投票が行われたようです。

結果、アメリカズカップは、ヨットクラスを45フィートのAC45Sに変更することが決定したようです。

事前から、イギリスのBen Ainslieはもともとオラクルよりの雰囲気があったので、イギリスチームBARとして賛成票を入れたようですが、残りのスェーデンArtemis、フランス Team Franceも賛成票を入れたようです。

各チームの代表者の主なコメントは、「ヨット制作費を節約できるプロジェクトに変更することで、現在参加していないチームからのアメリカズカップへの参戦の可能性を広げ、将来的にも長く続けられることの出来るプロジェクトである」

しかし。。。

ヨットクラス変更が公示された際に、反対の姿勢を表面化したイタリアのLuna Rossa、ニュージーランドのEmirates Team New Zealandは、まだこれからどうするか、意向を発表していないようです。

ACファンのインターネット上でのコメントを読むと、大半が今回の突然の変更に疑問を持っているようです。

しかも、20年以上、アメリカズカップ参戦を続けてきた、イタリアとニュージーランドのチームが辞退するようなことがあったら、さらに面白くなくなるという不安のコメントも多いです。

もともと、アメリカズカップは世界の富豪がシンジケートを作り、お金に糸目をつけず、アメリカズカップの獲得を目指して戦うというのが伝説のはず。。

それを考えると、主催者やオラクルの公な理由が、参加チームを増やす=スポンサーが増える=広告ビジネスが広がる=観客が増える?という構図らしいですが、最後の観客や注目が増えるかどうかは、個人的に非常に疑問に思っています。。。

Luna Rossa、Emirates Team New Zealandの動向が心配です。

それではまた!