moreamericascup

もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

新ニッポンチャレンジが誕生?????

ルナロッサが第35回アメリカズカップ撤退を決定してから、まだ間もないですが、

イギリスのThe Indipendent社からの発信された情報に寄りますと、来週にどうやら新しい日本チームが誕生し、アメリカズカップに参戦する見込みのようです。

以前に今年から始まるアメリカズカップワールドシリーズ(ACWS)は、6月にイタリアのカリャリからスタートするとお伝えしましたが、ルナロッサの撤退劇を受けて、このイタリア大会は、中止され、7月のイギリス、ポーツマス大会からスタートする事になりました。

The Indipendentの情報に寄りますと、この日本チームは、先月引退を発表したばかりの元ニュージーランドの名スキッパーDean Barker を筆頭に構成され、スポンサーはソフトバンクで、関西のヨットクラブをベースにしたチームであるとの事。

また、今回のチーム発起にあたり、フランスチームのように、勝者のオラクルから「何かしらのサポート」を受けているものとされ、(おそらく技術支援)、来週には、ソフトバンクの孫正義氏とオラクルのラリー・エリソン、ラッセルクーツが契約を締結する予定だそうです。

一方、ポーツマス大会のホストチームになるイギリスのBAR (Ben Ainsle Racing)では、5月末に予定されているウォームアップレガッタに、日本の遅い登録が入るかどうかは確認されていないとのこと。

また、Dean Barkerの引退や、ヨットのクラス変更で経済的に困難に立たされているEmirates Team New Zealandは、ポーツマス大会への参戦は今のところ期待できるが、ニュージーランド政府からの資金援助無しでは将来的には継続が難しそうであるとも言われています。

さらに、フランスチームもオラクルからAC48技術支援セットを受け入れたとの事ですが、未だにスポンサー探しでも苦戦している部分も隠しきれないと指摘されています。

The Indipendentから発信された情報のあと、イギリスのマスコミ数社でもこの日本参戦のニュースが出始めています。

おそらく、ポーツマスがイギリスにある事、イギリスから関心を誘っている事を考えると、日本参戦の情報は信憑性がある印象を受けています。

同時に、3月末から4月初めに掛けて起こったヨットクラス変更と、ルナロッサの撤退劇を考えると、全てつじつまが合うような気がしてきました。

ヨットクラス変更発表前から、すでにソフトバンクとオラクルの水面下で駆け引きがあり、その間にソフトバンクはDean Barkerと契約を行った。ルナロッサが撤退した事は、予想外であったかもしれないが、どうしても、なぜオラクルがヨットクラス変更を貫き通したのか、今ここで理由が明らかになったような気がします。

(そして私の心は、ルナロッサの葛藤を思うと、複雑な気持ちになっています。。。)

また、3月初めには日本から、神奈川県、葉山を起点とする西村一広さんを筆頭にした、新生ニッポンチャレンジがアメリカズカップユース参戦を目指して起動したばかり。

どちらの動きも気になるところです。

それではまた!

The Indipendent社の記事