LVACWS Portsmouth 第1日目
軽風で最速6ノットのコンディションであったものの、天候に恵まれ、第1日目の3レースが予定通り行われました。
まずは結果から (pts=ポイント)
<第1レース>
1) Groupama TEAM FRANCE : 10 pts
2) Oracle TEAM USA : 9 pts
3) Emirates Team NZ: 8 pts
4) SoftBank Team JP : 7 pts
5) Land Rover BAR : 6 pts
6) Artemis Racing : 5 pts
<第2レース>
1) Land Rover BAR : 10 pts
2) Oracle Team USA : 9 pts
3) SoftBank Team JP : 8 pts
4) Groupama Team FRANCE : 7 pts
5) Artemis Racing : 6 pts
6) Emirates Team NZ : 5 pts
<第3レース>
1) Land Rover BAR : 10 pts
2) Groupama Team FRANCE : 9 pts
3) SoftBank Team JP : 8 pts
4) Emirates Team NZ : 7 pts
5) Artemis Racing : 6 pts
6) Oracle Team USA : 5 pts
軽風の影響であるのか確信はないですが、ヨットの最大スピードは11ノット前後のゆっくりとしたスピードでのレース展開でした。そのせいか、どのレースでもスタート時にミスが多く、どのチームも何かしらペナルティーを受け、遅れを取る様子が度々見受けられました。
エミレーツもあまり良い結果を残していません。
アルテミスでは、元ルナロッサのクルーFrancesco Bruni がヘルムスマントして活躍しました。
これは、アルテミスのスキッパー Nathan Outteridge が、リオ・オリンピックに出場するようで、そのための代理起用のようです。
前日の会見では、Francesco Bruni が「2017年のアメリカズカップ終了まで、毎月オリンピックの開催がどこかであれば、自分がアルテミスで活躍できるのに。」という冗談を交えながらも久しぶりのレース出場に向けた意欲を感じさせるコメントが取り上げられました。
今日の結果は良くなかったものの、レース中のコース取りなどは、かつてルナロッサ時代に見せたFrancesco Bruni らしい、独特のコース取りで、レースを動かす存在であることを見ることができました。
今日の結果では、地元チームLand Rover BARの大健闘がたたえられましたが、
7月上旬に新デザインのAC45を新艇したフランスのGroupamaも良いパフォーマンスをしたと思います。
もちろん、ソフトバンクも第2、第3レースでは何度かリードしたり、チームとして確実に成長している印象を受けました。
また、どれだけの人が気がついているかどうかはわかりませんが、レースの方式が変わったことに気がつきました。
過去のレースでは、2レースで構成され、1つのレースで第6ゲートまで周るコースですが、今回は第4ゲートを周り、15分ぐらいのレースが3回行われるようになりました。
これは、観客を飽きさせない目的だったとしたら、良い変更かもしれません。
レースが単調にならずに、3回違うレースが見れるのは良いと思いました。
<第1日目総合結果>
1) Land Rover BAR : 26 pts
1) Groupama Team FRANCE : 26 pts
3) SoftBank Team JP : 23 pts
3) Oracle Team USA : 23 pts
5) Emirates Team NZ : 20 pts
6) Artemis Racing : 17 pts
ご覧のように、Land RoverとGroupamaが同点で1位、SoftBankとOracleが同点で2位です。
ポイントが倍になるスーパーサンデーのレースで、どのような結果になるのか見所です。
それではまた!
https://www.americascup.com/en/news/2241_Sir-Ben-jumps-into-the-lead-in-Portsmouth.html