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2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

LVACWS Portsmouth 第1日目

軽風で最速6ノットのコンディションであったものの、天候に恵まれ、第1日目の3レースが予定通り行われました。

まずは結果から (pts=ポイント)

<第1レース>

1) Groupama TEAM FRANCE : 10 pts

2) Oracle TEAM USA : 9 pts

3) Emirates Team NZ: 8 pts

4) SoftBank Team JP : 7 pts

5) Land Rover BAR : 6 pts

6) Artemis Racing : 5 pts

<第2レース>

1) Land Rover BAR : 10 pts

2) Oracle Team USA : 9 pts

3) SoftBank Team JP : 8 pts

4) Groupama Team FRANCE : 7 pts

5) Artemis Racing : 6 pts

6) Emirates Team NZ : 5 pts

<第3レース>

1) Land Rover BAR : 10 pts

2) Groupama Team FRANCE : 9 pts

3) SoftBank Team JP : 8 pts

4) Emirates Team NZ : 7 pts

5) Artemis Racing : 6 pts

6) Oracle Team USA : 5 pts

軽風の影響であるのか確信はないですが、ヨットの最大スピードは11ノット前後のゆっくりとしたスピードでのレース展開でした。そのせいか、どのレースでもスタート時にミスが多く、どのチームも何かしらペナルティーを受け、遅れを取る様子が度々見受けられました。

エミレーツもあまり良い結果を残していません。

アルテミスでは、元ルナロッサのクルーFrancesco Bruni がヘルムスマントして活躍しました。

これは、アルテミスのスキッパー Nathan Outteridge が、リオ・オリンピックに出場するようで、そのための代理起用のようです。

前日の会見では、Francesco Bruni が「2017年のアメリカズカップ終了まで、毎月オリンピックの開催がどこかであれば、自分がアルテミスで活躍できるのに。」という冗談を交えながらも久しぶりのレース出場に向けた意欲を感じさせるコメントが取り上げられました。

今日の結果は良くなかったものの、レース中のコース取りなどは、かつてルナロッサ時代に見せたFrancesco Bruni らしい、独特のコース取りで、レースを動かす存在であることを見ることができました。

今日の結果では、地元チームLand Rover BARの大健闘がたたえられましたが、

7月上旬に新デザインのAC45を新艇したフランスのGroupamaも良いパフォーマンスをしたと思います。

もちろん、ソフトバンクも第2、第3レースでは何度かリードしたり、チームとして確実に成長している印象を受けました。

また、どれだけの人が気がついているかどうかはわかりませんが、レースの方式が変わったことに気がつきました。

過去のレースでは、2レースで構成され、1つのレースで第6ゲートまで周るコースですが、今回は第4ゲートを周り、15分ぐらいのレースが3回行われるようになりました。

これは、観客を飽きさせない目的だったとしたら、良い変更かもしれません。

レースが単調にならずに、3回違うレースが見れるのは良いと思いました。

<第1日目総合結果>

1) Land Rover BAR : 26 pts

1) Groupama Team FRANCE : 26 pts

3) SoftBank Team JP : 23 pts

3) Oracle Team USA : 23 pts

5) Emirates Team NZ : 20 pts

6) Artemis Racing : 17 pts

ご覧のように、Land RoverとGroupamaが同点で1位、SoftBankとOracleが同点で2位です。

ポイントが倍になるスーパーサンデーのレースで、どのような結果になるのか見所です。

それではまた!

https://www.americascup.com/en/news/2241_Sir-Ben-jumps-into-the-lead-in-Portsmouth.html