やったぁ! アリンギ!!
アメリカズカップ 第1日目
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (0-1)
いよいよアメリカズカップが開幕しました。
テレビ中継からも伝わってくる、特別な雰囲気。
4年前に頂点を極めたアリンギと、数々のレースの壁を乗り越えてきたルイヴィトンカップの優勝チームKIWIエミレーツニュージーランド。
待ちに待った直接対決の日です!
レース開始前には、開幕セレモニーが開催され、シンプルながらもとても楽しく素晴しいセレモニーでした。土曜日であることもあって大勢の観客が両チームを応援する姿が見えました。
びっくりしたのは、アメリカズカップが、メイン会場から海に向けて設置された飛び込み台のような台に囲いもなく乗せられ、両チームを見守るようにしてお披露目されていたことです。
風が吹いたり、何か起こったりして海に落っこちないのかなと心配させられるような感じでしたが、やっぱりアメリカズカップは偉大であると感じさせてくれる生き生きとした姿でした。(AFPの写真を見て下さい)
もう1つのニクい演出は、アリンギがレースに出航する際に、なんとスイスからスイス軍の飛行機のアクロバットチームが飛んできて、いかにもスイスと言わんばかりの正確性を見せてくれる飛行機アクロバットを披露してくれました! 本当に素敵で、テレビ観戦していても鳥肌ものです!!
この大会が仮に、地球の反対側で開催されているとしたら、スイス軍はわざわざここまでやらなかっただろうなーなんて考えてみました。
こんな部分も、今回の大会が、ヨーロッパで開催された利点かもしれません。
スイスの国旗とニュージーランドの国旗が多く掲げられ、熱狂的なファンと愛国心が伝わってきます。
今日の天候は雲の多い晴れ。
風速は14ノット~13ノット。
ルイヴィトンカップのレース時に比べて、若干波の荒いコンディションでした。
スタートラインには、約200艇とも言われるプライベートヨットの数々。
どれだけの人たちが今日のこの日を待っていたか分かります。
中には、ニュージーランドからバレンシアまで航海して到着したヨットもあったそうです。
(すごい根性。。)
スタート直前には、アリンギのSUI-91と「生まれたて」のSUI-100が姿を見せましたが、レースを行ったのは、SUI-100。
コースの右側を取ったニュージーランドでしたが、スタート時は1秒のリード。
第1ボアを回った時点で、アリンギが13秒のリード。
3回目のボアを回った時点で、1時的にニュージーランドはリードも記録しましたが、ゴール時点では35秒差でアリンギの1勝目!
ニュージーランドは、今日のレースでは特別なミスはしなかったと言われています。
アリンギの船体はどんなコンディションにおいても対応できる船であるということがイタリアでの解説者たちからのコメントです。
ただ、明日はそう簡単には行かないだろうという解説者のPaul Cayard。(イタリアではすごい人気者になりました)
明日のレースも目を離せません!
がんばれアリンギ!