プラダとルナロッサ:スポーツはスポーツ、ビジネスはビジネス
チームプラダがアメリカズカップからの退陣を発表した翌日のイタリア主要新聞では、ルナロッサとチームプラダに関する話題が大きく取り上げられました。
主な話題はチームプラダのオーナーBertelliがアメリカズカップをあきらめた背景についてです。
しかし、同じ記事の最後には気になる事が。
プラダはルナロッサでのチームとしての参加は辞退したが、仮に今後ルナロッサが存在し続けるのであれば、、これまで同様チームのグッズやウェアなどはプラダによって生産される。との事。
スポーツとしてのルナロッサとの関係は終わるが、ビジネスは今後も続ける。
なるほど、今回の退陣劇にはそういう裏もあったのかとうなずかされるエピソードです。
一方、同じ誌面の中では、ルナロッサの歴史についての紹介とルナロッサの主役の1人であったFrancesco De Angelisの今回の退陣劇に関するコメントも紹介されています。
「ルナロッサとしての周期は既に完結していた。」
「Bertelliの公式発表の説明は充分なもので付け加える事はない」
「10年間の経験の中で、今でも目を閉じて浮かんでくる思い出は、オークランドで行った一番最初のラウンドロビンのレース。Fast2000というチームとの対戦だった。」
「マスカルツォーネ ラティーノが、ルナロッサの後継に値するチームではない。ルナロッサとマスカルツォーネには大きなギャップがある。マスカルツォーネの夢は、我々が残した最悪の結果を追いかけているに過ぎない。」
ルナロッサが本当に終わってしまうのかどうか。。見守っていきます。