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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

ルナロッサの決断

ゴールデンゲートヨットクラブとアメリカズカップ開催委員会は、アルテミスの事故発生後に設置された調査委員会が既に調査に乗り出したことを公式発表しました。

昨日(17日金曜日)にルナロッサのキャンプベースになっているアラメダで、ルナロッサオーナーのベルテッリ氏が記者会見を開き、ルナロッサチームはアメリカズカップに信頼を寄せており、チームはこれまで通りアメリカズカップの参戦を続けることを発表しました。

同日に調査委員会とルナロッサの面会もありましたが、一昨日お知らせしたように、当初来週の半ばまでカタマランによるセーリングを一時的に停止する決定があったにもかかわらず、ルナロッサは今日からサンフランシスコの海に出て、AC72のトレーニングを開始してしまいました。

ルナロッサは既にニュージーランドのオークランドで、AC72のトレーニングを40日以上続けており、無事故であったことから、サンフランシスコの海でセーリングを行う準備を進めています。

アメリカズカップ開催委員会としては、調査委員会が推薦したセーリング一時停止の告知をルナロッサもチームとして受け入れ、尊重することが望ましいと考えているようですが、昨日の記者会見でベルテッリ氏が発言した大会に対する信頼を評価することにしたようです。

最善なコンディションは、調査委員会が任務を果たし、事故原因を追求、解明し海上での安全が守られることを公式発表してから、各チームが海に出ることですが、ルナロッサは一足先に海に出ることにしたようです。