ルイヴィトンカップ/セミファイナル/レース1
8月6日からルイヴィトンカップのセミファイナルが始まりました。
8月15日まで、ルナロッサとアルテミスがレースを行い、勝者がファイナル線でエミレーツと対戦するスケジュールです。7戦中4戦先勝形式です。
8月6日のコースコンディションは、快晴、気温13度、風速16ノットです。
結果は、ルナロッサ○ vs アルテミス×
サンフランシスコの海で、初めてルナロッサが勝利する風景を見ることができました!
ルナロッサのヘルムスマンは、クリス・ドリッパー。
アルテミスは、イアン・ペルシィーが舵を握りました。
ルナロッサは、スタート前に、メインセールの一部で、ピラニアのイラストが書いてあるすぐ上の部分が、Clysarというセールを覆っている特殊セロファンが破れ始めてきたというアクシデントもありましたが、スタート前にクルーがメインセールに上って、破れた部分をテープで貼って損傷を最小限に防ぐ処置をしていました。
スタートこそ、アルテミスがわずかの距離で先にスタートラインに入り、第1ボアはアルテミスが先に回るという展開も見せてくれましたが、第2レグからルナロッサがボートスピードを39ノットにまであげてアルテミスを追い越します。
第1ボア:アルテミス 6秒リード。
第2ゲート:ルナロッサ 30秒リード。
第3レグ:アルテミスがリード差を縮めます。2艇の距離は200mー170mー150mー120mに!
第3ゲート:ルナロッサ 21秒リード。
第4レグ:ルナロッサがリード差を広げます。690mー710mー721m。
第4ゲート:ルナロッサ 1分06秒リード。
第5レグ:ルナロッサのメインセールが再び破け始めました!
第5ゲート:ルナロッサ 1分33秒リード。
第6ボア:リード差が省略されていました。
ゴール:ルナロッサ 1分57秒のリードで勝利。
ルナロッサ
平均ボートスピード:26.04ノット
最高ボートスピード:39.19ノット
アルテミス
平均ボートスピード:24.75ノット
最高ボートスピード:40.56ノット
ルナロッサのマックス・シレーナのコメント。
「今日はやっといいレースが出来た。スタート前にメインセールが破損したのは予期していなかったけど。チームとしては、技術面、特にチームワークの部分で大きな成長があった事はとても満足。
ただし、これがチームの目標ではなく、競争力のあるチームになることを目標に頑張っていく」
ルナロッサの2つのハルが海面から浮いているようにして、飛んでるかのように走る姿も印象的でした。
ルナロッサのクリス・ドリッパーは、距離測定カメラ?のような物をつけてまるでロボコップのようなスタイルでした。
アルテミスのユニホームは、IKEAを思わせる黄色とネイビーの組み合わせ。
ただし、クルーのスーツの腕の部分には、アンドリュー・シンプソンを追悼するための、黒いリボンのイラストも入っています。
次回のレースで注目してみると面白いと思います。
次回のレースは、8月7日です。
それではまた!