ルイヴィトンカップ/ファイナル/レース8
このレースでエミレーツがルイヴィトンカップの優勝を決め、第34回アメリカズカップの正式なチャレンジャーとして、アメリカズカップのディフェンダーであるオラクルに挑戦する権利を獲得しました!
コースコンデションは、濃い霧が立ち込めて、風速は13ノットと弱め。
スタート:エミレーツが若干先に出る感じでスタート。
第1ボア:エミレーツ16秒リード。
第2ゲート:エミレーツ1分31秒リード。
第3レグ:リード差、591mー600mー754mー795m。
第3ゲート:エミレーツ2分58秒リード。
第4ゲート:エミレーツ リード
ゴール: エミレーツ、 トータルスコア7-1でルイヴィトンカップの優勝。
今年のルイヴィトンカップは、30周年を記念する大会で、2011年から始まったワールドシリーズ大会もいれると、今日のゴールは両チームにとってとても長い道のりであったことには間違いありません。
ルイヴィトンカップの勝者が、アメリカズカップにチャレンジできるというルールのためだけに、いろいろな出来事がありました。
ルナロッサのストーリーがここで一旦終止符を打つことになったのは、残念ですし、せめて1回だけでも、ルナロッサがエミレーツの前を走る姿を見たかったなぁと思っています。
レース後のルナロッサのスキッパーであるマックス・シレーナのコメントからも精一杯やってきたという思いが伝わってきました。
「イタリアのファンが自分に対して怒っているのもよく分かっているが、ルナロッサとしては、この1年半AC72のプロジェクトに精一杯の事をして、短期間でチームがエミレーツと対抗できるまでに育ったことは、何よりもの収穫で、エミレーツと一緒にトレーニングをした1年半を通じて、エミレーツはすばらしいチームであり、仲間でもあるので、海の上では最強のチームであることを称えたい。アメリカズカップでは。エミレーツに幸運がもらたされるよう期待している。ルナロッサの第35回アメリカズカップに向けて考え始めたい。」
インターネット上でも、ルナロッサの功績を讃えるコメントがイタリア人から多く寄せられていましたし、全体では、エミレーツがオラクルからアメリカズカップを勝ち取って、35回大会は、エミレーツがモノハルでのアメリカズカップになるようにルールを戻してくれ。というようなコメントも目立ちました。
表彰式では、ルナロッサのパトリッツィオ・ベルテッリ氏も姿をみせて、発言はしなかったものの、クルーをねぎらう様子が見えました。
レースのハイライトはこちら。
画像はこちら。
http://luna-rossa-challenge-2013.americascup.com/latest/3136
今後のスケジュールは、以下の通りです。
9月1日から4日まで:レッドブル主催のアメリカズカップユース大会。
9月7日から21日まで:アメリカズカップ本戦。オラクル vs エミレーツ。
それでは、また!