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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

第35回アメリカズカップのチャレンジャーオブレコードが決定!

第34回アメリカズカップが9月25日に閉幕して間もないですが、9月30日の公式発表で、第35回アメリカズカップのチャレンジャーオブレーコード(挑戦者代表/Challenger of record)が決まりました。

オーストラリアに本拠地を置く、Hamilton Island Yacht Club (HIYC)です。

HIYCは、オーストラリアのクイーンズランドにあるグレーとバリアリーフにあるヨットクラブで、第35回アメリカズカップの挑戦申し込みが、オラクルに正式に受け入れられたとのこと。

HIYCは、過去30年間においてアウディ・ハミルトンアイランド・レースウィークを開催し、オーストラリアで最大のレガッタとなるレースに育てており、約200隻のヨットが参加するレースです。

HIYCは、オーストラリアのワインメーカーであり、セーリング界の伝説の持ち主でもあるBob Oatleyという人によって運営されています。

Bob Oatleyは、Wild Oatsの名前を持つヨットで、オーストラリアのオーシャンレースの長年のタイトル保持者でもあり、近年はシドニーーホバートレースで6回の勝利を記録しています。

またOatleyが率いるオーストラリアチームは、オーシャンレースの中でもトップのうちの1つとされるAdmiral's Cupの勝者です。

今回のアメリカズカップへの挑戦の意向は、Oatley氏と息子のSandy氏によるもので、9月25日の34回アメリカズカップの決勝戦、オラクル対エミレーツの対戦を見たあとに、彼らの挑戦の意向も本格的な決定となったようです。

アメリカズカップの奪回は、オーストラリアの国の名誉をかけて、かつて1983年にニューポートでアメリカズカップをニューヨークヨットクラブを相手に戦った事を無駄にしないよう、私たちも再び挑戦する時が来た。アメリカズカップ、オリンピックを通じて、オーストラリアのセーリング界の発展も目指したい。というのが両氏の心境のようです。

という訳で、防衛艇のゴールデンゲートヨットクラブと、挑戦艇代表となったハミルトンアイランドヨットクラブが、第35回アメリカズカップの、開催地、ボートの規定、スケジュールの詳細の決定を待つ事になっています。

それではまた!