元チャレンジャーの視点
地中海ではヨットレースも盛んにな時期になり、今週はフランスのサントロペからイタリアのジェノバを舞台にしたGiraglia(ジラリア)が始まり、そこに参加している、元アメリカズカップチャレンジャーチームで、イタリアのマスカルツォーネ・ラティーノ(Mascalzone Latino)のオーナー、ヴィンチェンツォ・オノラート(Vincenzo Onorato)のインタビュー記事が、イタリアのスポーツ新聞「ガゼッタ・デロ・スポルト」に掲載されたので、一部を紹介します。
タイトルは「ジラリア、オノラートの思い出。
レースに参加した回数は覚えていないが、勝った数は覚えている」
ーーーアメリカズカップについて
自分のアメリカズカップの理想は、今のものとは違う。
国を代表するチームとして参加して、20チームぐらいが接戦で対戦するイメージ。
自分のヨットが30ノットを出すなら、右に行くし、相手が35ノットなら左に行く。
今回のアメリカズカップは、ちょっとつまらない気がする。
ーーー今大会は、Kiwiを応援しているか?
もちろん。過去に自身のチーム、マスカルツォーネ・ラティーノがチャレンジャーオブレコードとして参加したのは、間違いだったと思った。ラッセル・クーツを信用しすぎていたことに気がついたからだ。
ーーーーアメリカズカップに挑戦は?
できたらいいと思う。
できればTP60とかTP65クラスのヨットで勝負してみたい。
対戦はもちろん国の代表チーム同士で。
ファンは国同士の純粋な対戦を見たいんだよ。
将来の大会で、条件が合えばまた挑戦してもいいと思っている。
なぜ、イタリアでは今回のアメリカズカップに注目しているか、どのように注目しているか、参考になる内容だと思います。
それではまた!