強すぎ!ニュージーランド
ルイヴィトンカップ ファイナル 第4日目
エミレーツニュージーランド ○ vs ルナロッサ ×
今日のレースでは、スタート時の風の状態が安定しなかったため、30分ほど遅れてスタートしました。
しかも、理由は不明ですけど、イタリアのレースを中継する局のジャーナリストと音声担当のストライキにより、レースは解説無して、公式イメージが配信されるというレース中継になりました。
でも、いつもと違って、解説者たちのおしゃべりがない変わりに、それぞれのチームの船が「ギーギー」ときしむ音、クルーの会話などを音として聞くことができて、これはこれでレースを見るのに違った臨場感がありました。
スタート直後のタイム差はわずか1秒のリードを取ったルナロッサ。
ヘルムスマンは、これまで同様spithill。
レース時の風速はわずか8ノットという微風。
それでも、今日のレースではコースの右側を積極的に取りにいき、一時は80メートルのリードを取ったルナロッサ。
ところがリードされても全然凹まないニュージーランドは、最初のボアを回るまでに19秒、距離にして77メートル近くまでのリードを取り返します。
最初のボアを回った後は、あれよあれよという間にどんどんニュージーランドはルナロッサにリードを広げて、ルナロッサがもうどうしても追いつくことができないまでの距離になってしまいました。
2回目のボアでは、19秒のタイム差、3回目のボアでは1分、ゴール時は54秒差。
距離にして300メートルの差をつけてニュージーランドは4勝目のゴールを切りました。
4連勝したにもかかわらず、至ってクールなニュージーランドのクルー達。
レースに対して非常に冷静で、まるで後から追いかけてくるルナロッサの動きをすべて知り尽くしたようなレース展開に脱帽です。
冷静であるからこそ、ミスも少ないのかもしれません。
今日は、ルナロッサに取って大切なレースの日の1つであったと思います。
せめて、1勝、少なくとも1勝してほしいですね!
ニュージーランドの船の設計には、本当に新しい技術とどのチームよりも進んだ構造が行われているのだと思います。
もう一度、明日よいレースを見れることを期待するばかりです。
明日で終わってしまっては、面白くないですよね!