ルイヴィトンカップ/セミファイナル/レース4
ルナロッサが4連勝を見事に決めて、ルイヴィトンカップのセミファイナルを征服し、ファイナル進出です!!!
コースのコンディションは、快晴、気温14度、風速16ノット。
スタートから決して簡単なレースではありませんでした。
スタート15秒前に、スタートゾーンで、2艇が近づき過ぎて、接触しました。
ルナロッサがアルテミスの航路を妨害したということで、ルナロッサがペナルティを受けます。
スタートは、アルテミスが先にスタート。
第1ボア:アルテミス7秒リード。
第2レグ:アルテミスがペナルティを受けて(原因不明)370m進んだところでペナルティを消化。
その間にルナロッサがアルテミスを追い越します。
第2ゲート:ルナロッサ20秒リード
第3レグ:アルテミスがコース外に出てしまい、ペナルティを受けます。
ルナロッサのリードは、280mー360mー450mへと広がります。
第3ゲート:ルナロッサ1分12秒リード
第4ゲート:ルナロッサ1分30秒リード
第5レグ:ルナロッサのリードが、660mー705mへと広がります。
第5ゲート:ルナロッサ2分4秒リード
第6レグ:アルテミスが第5ゲートをジャイビングしたあとに、スピードの出過ぎも手伝って、コース外にボートが出てしまいます。(これで3度目のペナルティ)
第6ゲート:ルナロッサリード
ゴール:ルナロッサ2分11秒差で、ゴール。セミファイナル勝利!
平均ボートスピード
ルナロッサ:24.17ノット/アルテミス:23.99ノット
最高ボートスピード
ルナロッサ:40.82ノット/アルテミス:42.05ノット
ルナロッサのスキッパーマックス・シレーナのコメント
「この結果にとても誇りに思う。全てのチーム関係者、技術チームがボートの改善のためにこの数日間貢献した事に感謝したい。我々が常に公言したように、チームの目標はルイヴィトンカップのファイナルに行く事。我々より1年半前先にトレーニングを始めて、ボートの改良に長い時間をかけてきたエミレーツに対戦することになるから、最大限の実力を発揮できるようエミレーツとの対戦に準備したい。
なにより、これでルナロッサは3回目のルイヴィトンカップのファイナル進出になるから。」
ファイナルではセミファイナルで成長を見せたルナロッサが、どこまでエミレーツに対抗できるのかが見所でしょう。
今日のセミファイナルでは、同時にアルテミスが、アンドリュー・シンプソンの死亡事故の後、新しい「ブルーボート」を進水してからわずか15日前後でフォイリング(ハルを飛ぶようにしながらボートが進む事)をマスターし、モンスターといわれるAC72のセーリングを行った事は、称賛されていました。
ルナロッサとアルテミスのコミュニケーションも対照的で、
アルテミスは従来のようにクルー同士が叫びながらコミュニケーションを計っていましたが、
ルナロッサはヘルメットに装着されたマイクで、クリス・ドリッパーがマイクを通じて小声でクルー全体に指示を出すという、外見はとっても落ち着いたコミュニケーション方法でした。
ファイナル戦は、8月17日(土)から始まります。
セミファイナルのリプレーはこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=SrlqAsAn4qQ&feature=share&list=UU0gzXt1Ms4WVQ7tyGgjTmqA
ルナロッサ画像
それではまた!