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2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

ルイヴィトンカップ/セミファイナル/レース4

ルナロッサが4連勝を見事に決めて、ルイヴィトンカップのセミファイナルを征服し、ファイナル進出です!!!

コースのコンディションは、快晴、気温14度、風速16ノット。

スタートから決して簡単なレースではありませんでした。

スタート15秒前に、スタートゾーンで、2艇が近づき過ぎて、接触しました。

ルナロッサがアルテミスの航路を妨害したということで、ルナロッサがペナルティを受けます。

スタートは、アルテミスが先にスタート。

第1ボア:アルテミス7秒リード。

第2レグ:アルテミスがペナルティを受けて(原因不明)370m進んだところでペナルティを消化。

その間にルナロッサがアルテミスを追い越します。

第2ゲート:ルナロッサ20秒リード

第3レグ:アルテミスがコース外に出てしまい、ペナルティを受けます。

ルナロッサのリードは、280mー360mー450mへと広がります。

第3ゲート:ルナロッサ1分12秒リード

第4ゲート:ルナロッサ1分30秒リード

第5レグ:ルナロッサのリードが、660mー705mへと広がります。

第5ゲート:ルナロッサ2分4秒リード

第6レグ:アルテミスが第5ゲートをジャイビングしたあとに、スピードの出過ぎも手伝って、コース外にボートが出てしまいます。(これで3度目のペナルティ)

第6ゲート:ルナロッサリード

ゴール:ルナロッサ2分11秒差で、ゴール。セミファイナル勝利!

平均ボートスピード

ルナロッサ:24.17ノット/アルテミス:23.99ノット

最高ボートスピード

ルナロッサ:40.82ノット/アルテミス:42.05ノット

ルナロッサのスキッパーマックス・シレーナのコメント

「この結果にとても誇りに思う。全てのチーム関係者、技術チームがボートの改善のためにこの数日間貢献した事に感謝したい。我々が常に公言したように、チームの目標はルイヴィトンカップのファイナルに行く事。我々より1年半前先にトレーニングを始めて、ボートの改良に長い時間をかけてきたエミレーツに対戦することになるから、最大限の実力を発揮できるようエミレーツとの対戦に準備したい。

なにより、これでルナロッサは3回目のルイヴィトンカップのファイナル進出になるから。」

ファイナルではセミファイナルで成長を見せたルナロッサが、どこまでエミレーツに対抗できるのかが見所でしょう。

今日のセミファイナルでは、同時にアルテミスが、アンドリュー・シンプソンの死亡事故の後、新しい「ブルーボート」を進水してからわずか15日前後でフォイリング(ハルを飛ぶようにしながらボートが進む事)をマスターし、モンスターといわれるAC72のセーリングを行った事は、称賛されていました。

ルナロッサとアルテミスのコミュニケーションも対照的で、

アルテミスは従来のようにクルー同士が叫びながらコミュニケーションを計っていましたが、

ルナロッサはヘルメットに装着されたマイクで、クリス・ドリッパーがマイクを通じて小声でクルー全体に指示を出すという、外見はとっても落ち着いたコミュニケーション方法でした。

ファイナル戦は、8月17日(土)から始まります。

セミファイナルのリプレーはこちらから。

http://www.youtube.com/watch?v=SrlqAsAn4qQ&feature=share&list=UU0gzXt1Ms4WVQ7tyGgjTmqA

ルナロッサ画像

http://luna-rossa-challenge-2013.americascup.com/en/latest/3037/luna-rossa-advances-to-the-louis-vuitton-cup-final

それではまた!