ルイヴィトンカップ/ファイナル/レース2,3
前日8月17日にレース1しか出来なかったので、予定が繰り越され、今日はレース2、3が行われる予定になっていました。が、今日もトラブルがつきまとうレースとなりました。
結果は、
ルナロッサ○ vs エミレーツ 途中棄権
ルナロッサが1ポイント目を獲得し、これでエミレーツと同点1対1のスコアに戻しました!
今日のコースコンディションは、くもりで風速は17ノット。気温15度。
サンフランシスコのシンボルでもあるゴールデンゲートブリッジには、濃い霧が立ち込めていました。
スタートは、2艇ともほぼ同時、どちらかといえばエミレーツが若干リード気味でルナロッサが後ろから追い上げた感じのスタートでした。
第1レグ:エミレーツがルナロッサのボートに近づき過ぎという事で、ルナロッサが抗議しますが、抗議は認められず、そのままレース進行。
第1ボア:エミレーツ10秒リード。
第2ゲート:エミレーツ23秒リード。
第3レグ:ここでまたドラマが。。。
順調にセーリングをしてルナロッサとのリードを400m近くにまで広げたエミレーツでしたが、ここでエミレーツのボートが減速してしまいます。
今日はエミレーツのダガーボードが故障してしまったのです。
ボートは完全に止まってしまい、手の施し用がないためエミレーツのクルーはチームのアシスタントボートに連絡をとリます。(レース中にチームボートを連絡を取ったので、ペナルティー発生)
その間に、ルナロッサがエミレーツを追い越す事に成功し、第3ゲートをリードして回ります。
ルナロッサはそのままセーリングを続け、エミレーツとスコアを同点にしました!
レース2のダイジェストはこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=S2ZyMg3btrM&feature=share&list=UU0gzXt1Ms4WVQ7tyGgjTmqA
第3レースが行われる予定ではありましたが、コースコンディションが風速20−21ノットになり、セーリングをするのには危険な風速であることから、第3レースは延期の決定になりました。
レース延期までの合間に、ルナロッサもジブセールを支えるポールに異変があったようで技術者が何か作業をしていました。
インターネット上でも、ここ数日のレース内容に対して不満のコメントが増えています。
風速が20ノットなら、モノハルであれば十分にレースができるコンディションだ。
カタマランが風速とブリザードにデリケートなヨットなら、やはりモノハルのヨットに戻した方がいいんじゃないか?ここにきて、毎回機体が壊れたりする様なデリケートなヨットで、いつになったら本当のレースが見れるのか?
サンフランシスコで、8月の午後の風速は、20ノットぐらいでても普通だそうです。
それなら、毎回レースが延期になる可能性が高くなりますよね?
わたし自身も、モノハルに戻すこともありなんじゃないかと思えてきました。
レース後のルナロッサ、マックス・シレーナのコメント。
「ニュージーランドチームに対して、ファイナル戦で初めてのポイントを獲得できた。
ニュージーランドが連勝していた流れを止めることができたのは、少しでもうれしい。
今日のレースでは、ニュージーランドが技術面のトラブルを抱える事になったが、ルナロッサはチームとして実力を上げてきている事を実感している。以前に比べてニュージーランドにより近づくようになってきた。それは、偶然のチャンスでもリード距離が広がりすぎていなかったから、後半ルナロッサが盛り返すことができた。」
確かに、レース中継内で2艇のジャイビングする時のデータがグラフで公開されましたが、2艇ともスピード、強さはほとんど同じと言っていいくらい同じデータを出しているのが分かります。
8月19日は、当初のスケジュールでは予備日でしたが、既にレースが延期になっているので、今日19日に、レース3、4が行われる予定になっています。
それではまた!