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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

ルイヴィトンカップ/ファイナル/レース4,5

ファイナル戦に入って、ようやくちゃんとしたレースを見ることができる日でした。

今日は、コースコンディションもよく、予定されていたレース4と5が行われました。

<第4レース結果>快晴、風速は12−14ノット。

エミレーツ○ vs ルナロッサ× (ゴール2分18秒差)

スタートからエミレーツがルナロッサの裏をかくようにして、エミレーツが先にスタートラインを切ります。

第1ボア:エミレーツ12秒リード

第2レグ:エミレーツとルナロッサの距離が330mまで広がります。一時は267mまで詰められましたが。

第2ゲート:エミレーツ33秒リード

第3レグ:中盤までルナロッサはエミレーツとほぼ同じコース取りをしていましたが、アルカトラズ島前にさしかかった時にエミレーツと反対側のコースを取ります。

2艇の距離は510m。

ルナロッサコース外に出てしまい、ペナルティを消化。

2艇の距離は614mに。

第3ゲート:エミレーツ1分55秒リード

第4レグ:2艇の距離1982m。

ゴール:エミレーツ2分18秒リードで、3ポイント目を獲得。

<平均ボートスピード>

エミレーツ:26.94ノット/ルナロッサ:25.29ノット

<最高ボートスピード>

エミレーツ:44.04ノット/ルナロッサ:39.99ノット

<第5レース結果> 風速11−12ノット

エミレーツ○ vs ルナロッサ×(1分28秒差でゴール)

第4レースのミスをこのレースで取り返したいと意気込んでいたルナロッサですが、スタートは2艇ともほぼ同時のスタート。

第1ボア:エミレーツ4秒リード。

第2レグ:2艇の距離は、150mー170mー200mー320mへと広がりますが、一時は260mまで回復。

第2ゲート:エミレーツ18秒リード。ルナロッサはエミレーツと反対のボアを回り、距離を76mまで縮める事に成功します。

第3レグ:2艇の距離は、98mー123mー160mー193mー350mまで広がります。

第3ゲート:エミレーツ1分6秒リード。

第4レグ:距離間860mから956mに。

ゴール:エミレーツ1分28秒のリード。4ポイント目を獲得。

<平均ボートスピード>

エミレーツ:28.44ノット/ルナロッサ:27.29ノット

<最高ボートスピード>

エミレーツ:43.77ノット/ルナロッサ:39.23ノット

2つのレースのパフォーマンスデータを見ても分かるように、ルナロッサはどう頑張っても今の状態では、最高速度を40ノット超えるのもやっとのような状態であるのに対して、エミレーツは40ノットを軽く出している感じです。

レース後のルナロッサ、マックス・シレーナのコメントでは、後ろからセーリングするとどうしてもきれいな風を受けることができないので、風向きが悪い反対側のコース取りを余儀なくされた。

クリス・ドレッパー(ヘルムスマン)も、フランチェスコ・ブルーニ(タクティシャン)も良いパフォーマンスをしている。

次回のレースは現地時間で23日(金)です。

レース4、5のダイジェストはこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=lr5y4llGnLc&feature=share&list=UU0gzXt1Ms4WVQ7tyGgjTmqA

それでは、また!