ルイヴィトンカップ/ファイナル/レース4,5
ファイナル戦に入って、ようやくちゃんとしたレースを見ることができる日でした。
今日は、コースコンディションもよく、予定されていたレース4と5が行われました。
<第4レース結果>快晴、風速は12−14ノット。
エミレーツ○ vs ルナロッサ× (ゴール2分18秒差)
スタートからエミレーツがルナロッサの裏をかくようにして、エミレーツが先にスタートラインを切ります。
第1ボア:エミレーツ12秒リード
第2レグ:エミレーツとルナロッサの距離が330mまで広がります。一時は267mまで詰められましたが。
第2ゲート:エミレーツ33秒リード
第3レグ:中盤までルナロッサはエミレーツとほぼ同じコース取りをしていましたが、アルカトラズ島前にさしかかった時にエミレーツと反対側のコースを取ります。
2艇の距離は510m。
ルナロッサコース外に出てしまい、ペナルティを消化。
2艇の距離は614mに。
第3ゲート:エミレーツ1分55秒リード
第4レグ:2艇の距離1982m。
ゴール:エミレーツ2分18秒リードで、3ポイント目を獲得。
<平均ボートスピード>
エミレーツ:26.94ノット/ルナロッサ:25.29ノット
<最高ボートスピード>
エミレーツ:44.04ノット/ルナロッサ:39.99ノット
<第5レース結果> 風速11−12ノット
エミレーツ○ vs ルナロッサ×(1分28秒差でゴール)
第4レースのミスをこのレースで取り返したいと意気込んでいたルナロッサですが、スタートは2艇ともほぼ同時のスタート。
第1ボア:エミレーツ4秒リード。
第2レグ:2艇の距離は、150mー170mー200mー320mへと広がりますが、一時は260mまで回復。
第2ゲート:エミレーツ18秒リード。ルナロッサはエミレーツと反対のボアを回り、距離を76mまで縮める事に成功します。
第3レグ:2艇の距離は、98mー123mー160mー193mー350mまで広がります。
第3ゲート:エミレーツ1分6秒リード。
第4レグ:距離間860mから956mに。
ゴール:エミレーツ1分28秒のリード。4ポイント目を獲得。
<平均ボートスピード>
エミレーツ:28.44ノット/ルナロッサ:27.29ノット
<最高ボートスピード>
エミレーツ:43.77ノット/ルナロッサ:39.23ノット
2つのレースのパフォーマンスデータを見ても分かるように、ルナロッサはどう頑張っても今の状態では、最高速度を40ノット超えるのもやっとのような状態であるのに対して、エミレーツは40ノットを軽く出している感じです。
レース後のルナロッサ、マックス・シレーナのコメントでは、後ろからセーリングするとどうしてもきれいな風を受けることができないので、風向きが悪い反対側のコース取りを余儀なくされた。
クリス・ドレッパー(ヘルムスマン)も、フランチェスコ・ブルーニ(タクティシャン)も良いパフォーマンスをしている。
次回のレースは現地時間で23日(金)です。
レース4、5のダイジェストはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=lr5y4llGnLc&feature=share&list=UU0gzXt1Ms4WVQ7tyGgjTmqA
それでは、また!