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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

アメリカズカップ/第17日/ルイヴトンカップ・ファイナル

レース前は雷雨だったようですが、風速15−17ノットで3レース予定通り行われました。

<レース4> Emirates Team NZ (x) vs Artemis Racing (o) : 15秒差

ほぼ同時のスタートでしたが、マーク1はスウェーデンがリード。

これでファイナル戦で4回連続スウェーデンがマーク1を先に通過しています。

ゲート2もスウェーデンが5秒リード。

ニュージーランドもゲート2でスウェーデンと同じボアを周りリード差5秒だったのを、その後進路コースをスウェーデンとは反対のコースを取ったことが不利になり、スウェーデンとのリードは200mまで開きます。

スウェーデンがこのまま有利に進行するように見えたものの、ゲート4通過前にタックに失敗し、派手なノーズダイブでスピードダウン。

このチャンスにニュージーランドがリードを詰めるものの、追い越しまでは及ばず、スウェーデンが体勢を立て直して、逃げ切りゴール。

ニュージーランドは15秒差でゴールし、スコアは、2対2。

<レース5> Artemis Racing (DNF) vs Emirates Team NZ (o)

スタートライン前エリアで両チームの激しい駆け引きはないまま、ほぼ同時にスタート。

第3レグでスウェーデンがニュージーランドの近距離でタックするのをミスし、ニュージーランドがここからリード。

ニュージーランドはリードを保ちゴールし、3勝目に。

スウェーデンはゴール前のレグでダガーボードのコントロールシステムに故障が発生したようで、セーリングをやめてレースコース外に出てそこで終了。

スコアは3対2でニュージーランド有利に。

<レース6> Emirates Team NZ (o) vs Artemis Racing (x) : 1秒差

スタートはほぼ同時で、スウェーデンがまたマーク1を先に通過。

ゲート2もスウェーデン先行。ゲート3もスウェーデン3秒リードで通過。

両チームのフライタイムは、100%を記録し、ニュージーランドが第4レグでスウェーデンを逆転、その後、スウェーデンも再逆転しますが、ニュージーランドがゲート4通過で同じボアを回りながら、スウェーデンからリードを奪います。

ニュージーランドがリードを保ち、ゲート5を16秒リードで先に通過。

最後のマーク6で、ニュージーランドがダガーボードの操作ミスがあったようでまさかのスピードダウン。

スウェーデンがこのチャンスをものにするために、ニュージーランドの背後に迫ってきます。

ニュージーランドは数メートルのリードと、スピードアップへの切り替えに成功し、わずか1秒差でスウェーデンより先に逃げ切りゴール。

これで、スコアを4対2でニュージーランドが優勝に王手をかける1勝を勝ち取りました。

**<総合スコア>

ニュージーランド:4勝

スウェーデン:2勝**

ソフトバンクチームジャパンが敗退したせいか、また日本のアメリカズカップに対する関心が下がっているようです。

アメリカズカップ全体の流れを追いかけることに意味があるので、このブログは続けます。

明日のレースも注目です。

それではまた!

https://www.americascup.com/en/news/2660_Peter-Burling-and-New-Zealand-sprint-into-a-4-2-lead-.html