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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

アメリカズカップ/第2日/レース3、4

レース前の風速は9.9から11ノットで今日も微風でのレースになりました。

昨日のレース終了後、両チームのヘルムスマン会見では、「風の動きをとても判断しにくい状況」だというコメントが出ていました。

<レース3> Emirates Team NZ (o) vs Oracle Team USA (x)

スタートはほぼ同時でしたが、レイライン側のポジションを取ったニュージーランドが、スタート直後のオラクルからのプレッシャーをうまくかわして、ゲート2をニュージーランドが先に通過。

両チームはゲート2を別のボアを周り、レグ3でニュージーランドが100メートル以上のリードを作ります。

ゲート3を、オラクルは32秒遅れで通過。

レグ4でリード差は最大500メートルに広がります。

ゲート4を、オラクルは44秒遅れで通過。

ゲート5を、オラクルは49秒遅れで通過。

ゴール前のファイナルレグでは、ニュージーランドが最大700メートルのリードを作り、そのままゴール。

これで3勝目になり、スコアは2対0でニュージーランド有利。

<レース4> Oracle Team USA (x) vs Emirates Team NZ (o)

風速は10ノット。

スタート前エリアで、オラクルの方がレイライン側のポジションを取り、両チームともほぼ同時のスタート。

ニュージーランドは、有利ではないポジションにもかかわらず、スタート直後のスピードアップに成功し、オラクルより先に出ます。

マーク1をニュージーランドが4秒リードで通過。

ゲート2をオラクルは9秒遅れで通過。

レグ3でリード差が140メートルから200メートルに広がります。

ゲート3で、オラクルが43秒遅れで通過。

レグ4でニュージーランドがリード差を530メートルに。

特に目立つミスが無いまま、ゲート4、ゲート5もニュージーランド先行。

レグ6では870メートルのリード差をニュージーランドが作り、そのままゴールまで一目散に到着。

これで、ニュージーランド4勝目。

総合スコアは、3対0でニュージーランド有利。

昨日のレース後に、ニュージーランドは、スイスのアリンギのオーナーであるエルネスト・ベルタレッリ(Ernest Bertarelli)に面会したそうです。

この面会の意味とは、ニュージーランドが今回のアメリカズカップを勝利するならば、アリンギが次回のアメリカズカップのチャレンジャーオブレコードとして名乗りを上げる可能性があるかもしれないことを意味するかもしれないということです。

オラクルがこのままであるわけはないと思うので、いつどのような形で反撃を始めるのか、風次第かもしれませんが、まだ目が離せません。

それではまた!

https://www.americascup.com/en/news/2695_Burling-and-Emirates-Team-New-Zealand-push-ahead.html