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もっとアメリカズカップ!

2007年スタート。ニッポンチャレンジの復活を期待しながら、イタリア、ミラノからアメリカズカップ関連情報を発信。

カタマランとトリマラン

今回のアメリカズカップは、カタマランヨットとトリマランヨットによる

2つの違うタイプのヨットによる対決であることを、皆さんはご存知でしたか?

BMWオラクルがトリマランヨット

アリンギがカタマランヨット

2つのヨットの違いについて、イタリアの新聞でも説明されていたりするので

お伝えしましょう。(ついでに勉強になります。)

簡単に言うと

トリマランヨットは、

3つの胴体から成り立っている艇のことで、

カタマラン(双胴艇)より安定性があり、巡航用として多く使用される。

一方カタマランヨットとは、

船体を二つ並べ、つないで鋼甲板を張った船。安定性がよく、造波抵抗が少なく、高速力が得られる。

具体的なアリンギとBMWオラクルのヨットの違いは、というと。。。

★アリンギ

ー組み立て時間:100,000時間

ー534メートル:カーボン(炭素製ワイヤーまたはロープ)がシュラウド(マストを支持するワイヤーで、横方向に張られたもの。縦方向のものはステイ。)と舵輪に使用されている。

ージェネカー(下り帆走〜クローズ・リーチの軽風時によく使われる追加帆装):総面積1100平方メートル。テニスコート5面分の広さ。

ー120トン:回転式マストが持つ圧縮抵抗力。土台はテニスボールぐらいの大きさ。

★オラクル

ー組み立て時間:150,000時間

ー9フラップ:メインセールに取り付けられていて、それぞれが強度を調節できるようになっている。

ー68メートル:メインセールの全長。ピサの斜塔か、イタリアのトリエステ市にある「勝利の塔」ぐらい。

ー650平方メートル:カーボン製のメインセールの全面積。

(エアバスA380の片方の羽より長くて大きい)

ー27メートル:水面上での船体の長さ。(実際には30メートルほど)

勉強しました。