カタマランとトリマラン
今回のアメリカズカップは、カタマランヨットとトリマランヨットによる
2つの違うタイプのヨットによる対決であることを、皆さんはご存知でしたか?
BMWオラクルがトリマランヨット
アリンギがカタマランヨット
2つのヨットの違いについて、イタリアの新聞でも説明されていたりするので
お伝えしましょう。(ついでに勉強になります。)
簡単に言うと
トリマランヨットは、
3つの胴体から成り立っている艇のことで、
カタマラン(双胴艇)より安定性があり、巡航用として多く使用される。
一方カタマランヨットとは、
船体を二つ並べ、つないで鋼甲板を張った船。安定性がよく、造波抵抗が少なく、高速力が得られる。
具体的なアリンギとBMWオラクルのヨットの違いは、というと。。。
★アリンギ
ー組み立て時間:100,000時間
ー534メートル:カーボン(炭素製ワイヤーまたはロープ)がシュラウド(マストを支持するワイヤーで、横方向に張られたもの。縦方向のものはステイ。)と舵輪に使用されている。
ージェネカー(下り帆走〜クローズ・リーチの軽風時によく使われる追加帆装):総面積1100平方メートル。テニスコート5面分の広さ。
ー120トン:回転式マストが持つ圧縮抵抗力。土台はテニスボールぐらいの大きさ。
★オラクル
ー組み立て時間:150,000時間
ー9フラップ:メインセールに取り付けられていて、それぞれが強度を調節できるようになっている。
ー68メートル:メインセールの全長。ピサの斜塔か、イタリアのトリエステ市にある「勝利の塔」ぐらい。
ー650平方メートル:カーボン製のメインセールの全面積。
(エアバスA380の片方の羽より長くて大きい)
ー27メートル:水面上での船体の長さ。(実際には30メートルほど)
勉強しました。